「高嶋ちさ子12人のヴァイオリニスト」を聴いて
お見事!クラシックバラエティショー
放送作家・脚本家 高坂 圭の評論です。
もう、クラシックは退屈じゃない。かつて僕は、とある弦楽合奏団のためにこんなコピーを書いたことがある。
今回のコンサー卜はまさしくそんな言葉がぴったりの舞台だった。
高鳩ちさ子の名トーク、ヴアイオリンの聴き比へ(名器ストラデイヴアリウスと数万円の楽器)、観客参加の指揮者コーナⅠ、ヴアイオリンのサイズ別(16分の1、8分の1ほか)で編成されたコスプレ付き(小中学生に扮したり)のアンコールなど、観客を喜ばせようとするショーマンシップに
あふれたステージは、楽しさに満ちている。
演奏される楽曲も「アヴェ・マリア」「ツィゴイネルワイゼン」「カルメン幻想曲」など馴染みの深いものばかりだが、その内容は、「実力のある若手演奏家たちを発掘し支援する」というこのフロジ工クトの趣旨通り、確かな技術に裏打ちされた見事なものだった。編曲も凝っていて音楽的にも素晴らしい。なんて、偉そうに書いてしまったが、実は僕に語る資格は無い。
聴き比へのコーナⅠで、僕が確信を持って選んだのが、チーフなヴアイオリンの方だったのだ。
どうぞ高鳩さん、こんな僕のようなクラシック音痴のために、これからも楽しくて笑いの絶えないこのフロジ工クトを続けて下さい。
次は聴き分けるぞ。
とても愛情の感じられる評価でした。
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